星降る街に住む君へ

世代を超えて、芸と人の思いを受け継いでいく、
					芸能プロダクションルートからの贈り物。世代を超えて、芸と人の思いを受け継いでいく、
					芸能プロダクションルートからの贈り物。

松竹新喜劇で長きに渡って上方人情喜劇を守ってきた曽我廼家八十吉、藤田功次郎。
芸歴65年、御年82才となって尚、その魅力は増し、多方面から引っ張りだこのベテラン俳優、多賀勝一。
幼い頃に朝丘雪路に師事して以来、踊りと芝居一筋に今尚学び続ける五大桃華。
それらの思いを受け継ぎ、松竹新喜劇の新たな主軸となった曽我廼家いろは。

一方、NHK連続テレビ小説『おちょやん』TBS系金曜ドラマ『妻、小学生になる。』で注目を浴び、
演技派として活躍する毎田暖乃。
NHKテレビ小説『ブギウギ』で評価され、4月25日から全国公開の映画『花まんま』に出演の子役、小野美音。

芸道一筋に生きてきたベテラン俳優達と、テレビや映画で注目を浴びる子役たちの競演により、
「世代間ギャップ」が巻き起こす現代の人情喜劇。

なあ、おじいちゃん
					人はなんのために生きとるん?なあ、おじいちゃん
					人はなんのために生きとるん?

定年退職を迎えた新見信吾(曽我廼家八十吉)は、独り身の寂しさから心に穴の開いたような日々を送っていた。飲み友達である工藤(多賀勝一)と竹本(藤田功次郎)との晩酌が新見の唯一の慰めだが、心の底から気が晴れることはない。 ある日、3人はいつものように雪江(五大桃華)が営む居酒屋で昔話に花を咲かせていた。そこへ突然、「あおい」と名乗る高校生(毎田暖乃)が現れる。あおいは居酒屋で働く紗枝子(曽我廼家いろは)の甥っ子がSNSで知り合った友達だった。
「私、おじいちゃんを探しているんです」
あおいは女手一つで育ててくれた母を病で亡くし、この世に身内が一人もいなくなってしまうのではないかという不安から、僅かな情報を頼りに大阪にやってきたという。
あおいの話を聞いた3人はそれぞれに、「あおいが自分の孫なのではないか」と慌て始める。
やがて、誰も知らなかった新見の過去が明らかになっていく。
見守る人々を巻き込みながら、孫とおじちゃんが巻き起こす、可笑しく、そして心揺さぶられる現代の上方人情喜劇。 

公演情報

  • 日程

    2025年7月19日(土)〜 21日(月・祝)

    ※受付開始は開演の60分前、開場は開演の30分前

  • 会場

    近鉄アート館

    〒545-8545 大阪市阿倍野区阿倍野筋 1-1-43 (あべのハルカス近鉄本店 ウイング館8階)

    ◯近鉄「大阪阿部野橋」駅、JR・大阪メトロ 「天王寺」駅下車すぐ

チケット情報

  • チケット一般発売

    先行予約販売 SS特別席

    4.27 (日) 12:00〜 受付開始(電話予約のみ)

    一般予約販売

    5.20 (火) 12:00〜 受付開始(チケットぴあ・電話予約)

  • 料金

    SS特別席(公演グッズ付): 10,000円
    ※各公演20席限定※電話予約のみ

    S席:7,000円 
    A席:4,500円 
    B席:3,500円

    アーカイブ配信

    アーカイブチケット:3,500円

    配信期間 2025年8月5日(火)~ 31日(日) 予定

  • プレイガイド
    1. ◯チケットぴあ(Pコード532-974)

      ご購入はこちら

    2. ◯電話予約06-6632-1007(ルート)

      受付時間12:00 ~ 21:00 ※土曜・祝日を除く

キャスト

  • 毎田 暖乃(まいだのの)
    津島あおい役
  • 曽我廼家八十吉(そがのややそきち)
    新見信吾役
  • 五大 桃華(ごだいももか)
    小宮雪江(居酒屋の女将)役
  • 多賀 勝一(たがまさる)
    工藤正勝(居酒屋の常連客)役
  • 藤田 功次郎(ふじたこうじろう)
    竹本康介(居酒屋の常連客)役
  • 曽我廼家いろは(そがのやいろは)
    水城紗枝子(居酒屋の店員)役
  • 小野 美音(おのみおん)
    山口陽菜(圭の妹)役
  • 河原田 俊斗(かわはらだしゅんと)
    山口圭(水城の甥っ子)役
  • 尾澤ショータロー(おざわしょうたろう)
    岩田祐司(酒屋)役
  • 弓塲 育美(ゆばいくみ)
    戸倉桃代(八百屋)役

スタッフ

作:高橋 恵(たかはしめぐみ)
大阪を拠点とする劇団「虚空旅団」の代表として、「観ているうちに気持ちが濾過され、穏やかに日常に戻れる作品」をコンセプトにとして活動する。劇作家として、市井に暮らす人々の生活の中で生まれる苦労や滑稽さを描きながら人間の本質に迫る。また、歌人与謝野晶子を扱った『人恋歌~晶子と鉄幹~』など時代の困難の中で強く生きるの人間を描いた評伝作品も評価が高い。2015年、『誰故草』で第22回OMS戯曲賞大賞を受賞。
演出:上田 一軒(うえだいっけん)
1996年、大阪で「スクエア」を旗揚げ。コメディの旗手として注目を集め、人気劇団となる(劇団は2017年活動休止)。劇団活動と並行して、演出家としても活動を開始し、現在は小劇場演劇から商業演劇まで、幅広く活動する。現在東京で注目を集める「iaku」が大阪で活動していた際の公演のほぼすべての演出を担当し、現在のiakuのカタチを作り上げた功績を持つ(現在はドラマトゥルクとして関与)。緻密な会話劇の演出を得意とする。
  • 舞台美術:柴田隆弘
  • 音響効果:三好里美
  • 照  明:高木里桜
  • 舞台監督:中嶋さおり
  • 演出助手:鎌江文子
  • 宣伝美術:山口良太
  • 宣伝イラスト:Hiroko Yoshimoto
  • チラシ写真撮影:堀川高志
  • 映像撮影編集:飯阪宗麻
  • 写真撮影:岡村義之
  • 制作:尾崎雅久
  • 企画·製作:株式会社ルート

ルートとは?

1998年5月に設立した芸能プロダクション。
11歳以下のみでスタートし、現在では最高齢82才までが所属。
「類は友を呼ぶ」この言葉通りに、ただただ縁が縁をつなぎ、現在に至る。
大阪が好きで、大阪に誇りを持ち、何よりも『情』を大切にする‥‥
【大阪の大阪で頑張る人たちの為のプロダクション】
思えば、皆、ほんとうに不器用かも知れない‥‥しかし、一人一人が曲げられない、自分の芯を持っている。その芯の根強さは、生き方や、役者道の各々のこだわり‥‥それがあるからこそ、芝居も磨かれる。大人も子供もそれは同じ。プロダクションは、その1人1人の味を大切に、磨きをかける場所‥‥私たちはそういう職人でありたい。それがルートです。

ルートからのメッセージ

かつて絶望の淵から救われた。 それは偶然観たお芝居であった。見るつもりもなかったお芝居……その舞台に出逢わなかったら、今の自分は居ないのかもしれない……そう思うと、人生の不思議、運命と言うものを感じてしまう。

自身が不幸と感じる環境で、絶望から抜け出せないとき、周りで笑っている人に「どうしてそんな風に笑っていられるのだろう」と、不思議に感じてしまうほど、人は心を病んでしまう。お芝居はそんな人をも救うきっかけとなるほど大きな力があるのだと知った。私はそれを忘れることができない。

日常にある悲しみや寂しさ、不安、そして笑い、幸せ、希望、夢…… 良いときも悪いときもあるのが人生。そのどんな時にも、お芝居は、人の心を暖めてくれる……それが人情喜劇だ。

世の中の流行や時代の価値観に流され過ぎずに、自分らしい幸せを感じたり、ストレスを発散させたり、生き甲斐を見つけたり…… お芝居がそういうきっかけとなってくれたなら……

デジタル化、AI化していく世の中で、ほんの少しでも『人情』『愛情』『温情』という、形では表せないものの大切さを、これからの世界を担っていく若い世代の人たちに感じてもらえたら……現代の『便利さ』は決して当たり前ではないと言うことを、そして、人として失ってはいけないもの、忘れてはいけないものを、大切に伝承していくべきであることを伝えたい。

人生を『役者一筋』に歩んできた情あふれる役者たちになら、きっと出来る!そう思えた。

『情』は、人として欠かせない宝物。今回のキャストは、まさに熟年から若い世代への伝承できる貴重な機会。『やるなら今だ!』という強い思いに突き動かされ、今回の公演の製作に至った。 株式会社ルート代表 上野三枝
株式会社ルート

TEL:06-6632-1007 email: info@ROOT-root.com

〒556-0004大阪市浪速区日本橋西1丁目8-20川西ビル2階